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ベッテルとウェバーの関係は修復不能とブリアトーレ

2013年03月28日(木)11:38 am

F1マレーシアGP決勝で、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がチームの指示を無視してチームメートのマーク・ウェバーを抜き、優勝したことで両者の関係が一気に悪化している。

これまでウェバーのキャリアにおいて、マネジャーとして重要な役割を演じてきたフラビオ・ブリアトーレは、もはやウェバーとベッテルとの関係は修復不可能な状態になったと考えているようだ。

イタリア放送協会『RAI』のラジオ番組から、今シーズン後にはレッドブルのドライバーのうちどちらか1人はチームを去ることになると思うかと問われたブリアトーレは、「間違いないね。もう修復することができるとは思わないよ」と答えている。

イギリス人ジャーナリストのボブ・マッケンジーも同様の見方をしているようだ。マッケンジーは「(レッドブルが)次に決めなくてはならないのは、誰をウェバーの後任にすえるかということだ」としている。

ウェバーは今週、母国オーストラリアに戻ってサーフィンを楽しんでいるとされるが、一方のベッテルは26日(火)にミルトン・キーンズにあるレッドブルの本部でシミュレーターでの作業に取り組んでいた。

今や現役F1ドライバーの中で一番経験豊かなドライバーとなったマクラーレンのジェンソン・バトンも、マレーシアGP決勝で起こった出来事はレッドブルにとって「大きい」ものだと認めている。イギリスの新聞には次のようなバトンのコメントが取り上げられた。

「もし彼らが席を同じくして話し合ったとしても、結果は変えられないだろうね」

「今回起こったことは彼らの心に残っている。それが消え去ることはないよ」

スペインの『El Mundo(ムンド)』紙も次のように付け加えている。

「ベッテルとウェバーは決してこれまでも親しかったわけではないが、今回のことで2人の間の溝はさらに広がってしまった」

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