フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)はF1マレーシアGPの予選後、チームメートのフェリペ・マッサの後塵を拝しながらも、気にしていない様子だった。
マッサは2013年シーズンのシートを失う寸前だったが、昨年の終盤数戦から今季開幕戦のオーストラリア、そしてマレーシアの予選まで、ペースではナンバー1ドライバーのアロンソを上回ってきた。
マレーシアGPの予選では、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がポールポジションを獲得。2番手マッサ、3番手アロンソとなった。
アロンソは「最近はグリッドの位置がとても重要になっている」と語り、「ここ2戦では(マッサより)後方からのスタートだったけど、土曜日にポイントが獲得できるわけじゃないよ」と続けた。
確かに、開幕戦ではベッテルがポールポジションでスタートしながらも3位に終わり、マレーシアでもレッドブルはタイヤの激しい消耗に苦しんでいると伝えられる。
現在ランキングでトップのキミ・ライコネン(ロータス)は、優勝した前戦と同じ7位でマレーシアの予選を終えたが、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)の進路を妨害したとして3グリッドの降格処分を受けた。
アロンソは「キミとロータスの速さなら、レースでは遅かれ早かれ追いついてきてプレッシャーをかけてくるだろうね」と話した。
一方、ロータスのチーム代表エリック・ブーリエは、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』の「勝利に立ち塞がるライバルはどのチームですか?」との問いに、簡潔に「フェラーリだ」とだけ答えた。