トロ・ロッソ代表のフランツ・トストが、ヨーロッパでの冬季テスト廃止をF1界に呼びかけている。
シーズン前の合同テストは「FIA(国際自動車連盟)の公認を受けた、アブダビあるいはバーレーンのサーキット」が良いというのがトストの主張だ。
「少なくとも天候に恵まれる」と、『Speed Week(スピード・ウィーク)』に語り、次のように続けた。
2月と3月にスペインのヘレス・サーキットならびにバルセロナのカタルーニャ・サーキットで行った合同テストは、寒さと雨で「まったく役に立たなかった」とトストは語った。
「(収集した)データは、どれも(シーズン中に)使えないものばかりだ」
「今年の冬季テストで、何とか納得できた走行は2日だけだよ」
従来、F1チームはコスト面からヨーロッパ圏外でのテストに消極的だが、「好天には替えられない」と、トストは語る。
また、『Speed Week(スピード・ウィーク)』によると、トストは、今後レッドブルのジュニアプログラムから新たな若手のアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(21歳:ポルトガル)を金曜日のフリー走行に走らせるかもしれないと話していたという。