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小林可夢偉の「声」を待ち望むファン

2013年03月11日(月)17:27 pm

今週末にいよいよ2013年のF1が開幕。2000年以来となる日本人ドライバー不在のシーズンとなるが、F1残留が期待されたもののシートを獲得できなかった小林可夢偉に対して、ファンからさまざまな意見が出ている。

ザウバーを2012年限りで放出されることが決まり、移籍先を探していた可夢偉。現在のF1は、チャンピオン経験者などのごく一部を除き、チームへの持参金がなければ契約するのが難しくなっている。なかなかスポンサーが集まらない中で資金力豊富なドライバーと戦うため、可夢偉はファンへ募金という形でのサポートをもらいながらシート獲得を目指した。

結局、可夢偉は1億8,000万円以上の募金と企業からの支援で合計800万ユーロ(約10億円)を集めたものの、目標にしていた「戦えるチームでの2013年のレースシート獲得」は実現しなかった。

その後、可夢偉の去就についてさまざまな報道があるものの、可夢偉側から正式なコメントが発表されることはなかった。これに対し一部のファンからは、可夢偉本人の声を聞きたいという意見があがっている。

契約ごとである以上、もしどこかのチームと交渉中であっても正式に決まるまでコメントできないのはファンも理解している。しかし、これまでの日本人ドライバーとは違い、可夢偉はファンから募金という形で夢を預かった。これまでの日本人ドライバーとは違った対応もできたのではと考えるファンも多い。

可夢偉は昨年のレースで、走行後にYouTubeチャンネルを通じて動画コメントを発表していた。今回も、たとえ短いコメントでも可夢偉本人が登場してファンへ直接語りかけることもできていただろう。

いずれにしろ、ファンが望むのは可夢偉本人からの生の声だろう。

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