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メルセデスAMG「レッドブルは手の内を見せていない」

2013年03月06日(水)9:55 am

メルセデスの新株主で取締役に就任したトト・ヴォルフは、シルバーアロー(メルセデスのレーシングカー、チームの愛称)が間違いなく2013年F1シーズンのタイトル争いを行う、とのうわさを一蹴した。

メルセデスAMGは、バルセロナで行われたF1開幕前最終テストにおいて、最後の2日間ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが続けてトップタイムを記録。フェラーリのテクニカルディレクター、パット・フライは『Speed Week(スピード・ ウィーク)』に「メルセデスAMGは絶好調のようだ」と語った。

ヴォルフはしかし、手の内をあえて見せようとしないチームがいる限り、冬季F1テストは新シーズンのパフォーマンスを予測するよい判断材料にはならないと考えている。よって、周囲の高まる期待に対し、「ただ単に現実的ではないので、沈静化させないといけない」と述べた。

「例えば、レッドブルなんて何も見せなかった」

「(今季のF1開幕戦オーストラリアGPが行われる)メルボルンまで、実際に何が起こるかわからない」とドイツの『DPA通信』にヴォルフは語っている。

一方で、今季メルセデスAMGに加入したハミルトンは当初、バルセロナのテストで見せたペースに興奮を隠しきれない様子だった。優勝も狙えると話していたが、スペイン紙『El Confidential(エル・コンフィデンシアル)』に「驚くべき理由は何もない。みんな冷静になるべきだ。地に足をしっかりつけていないとね」とコメントした。

これと対照的なのがチームメートのロズベルグだ。オフシーズンの間ずっとご機嫌であり、メルセデスAMGの2013年型車W04が昨シーズンのクルマと比べて格段に良いと手放しで喜んでいる。しかし、重要なのは、ライバルたちにどの程度太刀打ちできるかという点になる。

「ライバルの中で、最も未知数なのはレッドブル」とロズベルグは警戒を強めている。

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