スバルが5日(火)、スイスで開催中の2013年ジュネーブモーターショーにおいて、「VIZIV CONCEPT(スバル・ヴィジヴ・コンセプト)」を世界初公開した。
ヴィジヴ・コンセプトは、スバルブランドを将来にわたり高めていく新デザイン、新技術の方向性を示し、「安心と愉(たの)しさ」という価値を表現した、次世代クロスオーバーコンセプト。モデル名にある「VIZIV」は「Vision for Innovation」を語源とする造語で、革新のための未来像として、ブランドの方向性を示すコンセプトカーであることを表現している。
全長4,320×全幅1,900×全高1,510mmのボディーに2.0リッター水平対向4気筒DOHCディーゼルターボエンジンを搭載。フロントに1基、リヤに2基のモーターを搭載したハイブリッドモデルだ。
エクステリアは、あらゆる路面状況、走行環境においても高効率・高性能を発揮する次世代クロスオーバーコンセプトを新たなスバルのデザインフィロソフィを用いて表現。シンプルでクリーンな面と線の構成をデザインの基本にし、塊感のあるボディーと凝縮感のあるキャビンの理想的なバランスを追求した。
インテリアデザインもエクステリアデザインに共通するダイナミックな走りを予感させるデザイン表現に加え、ディテールパーツの繊細な作り込みにもこだわった。乗る人すべてにスバルならではの機能、安心、愉(たの)しさ、そして本物感を表現するインテリア空間を表現している。
スバルの将来パワーユニットの一つの提案として、「Subaru Boxer Diesel Hybrid」を搭載。2.0リッターのボクサーディーゼルと高トルク対応型リニアトロニック(CVT)に、フロントには駆動・発電兼用の1モーター、リヤには駆動専用の独立2モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを採用している。また、次世代AWD技術のひとつとして、「リヤ独立モーター駆動タイプシンメトリカルAWD」を搭載した。