F1転向をうわさされる女性ドライバーのダニカ・パトリックだが、本人がこれを否定した。
パトリックは30歳のアメリカ人。アメリカの人気レースカテゴリーNASCARスプリント・カップ開幕戦デイトナ500でポールポジションを奪った実力の持ち主だけに、将来はF1かと話が盛り上がっても不思議ではない。
レッドブルのアドバイザー、ヘルムート・マルコ博士は、ドイツ『Bild(ビルト)』紙にこんなことを話している。将来のF1有望株でトップ10のランキングがあればパトリックはその中に「入らないが」、テストはオファーするというのだ。
オーストリア『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』によると、マルコの申し出は「うれしい」が、話はそこまでだとパトリックは次のように話しているという。「一生の本懐を遂げるために、F1は必要ではないわ」
F1進出の道を探ることに、「特に興味はない」というのだ。
「マスコミによるただの憶測でしょ。だって、誰も真剣に取り上げたことはないもの」と、パトリックは語る。
ウィリアムズのテスト・ドライバーを務める女性ドライバーのスージー・ヴォルフは先週、F1に女性ドライバーをとF1最高権威バーニー・エクレストンが「真剣に取り組んでいる」と、次のように話していた。
「将来のある時点で、それは必ず実現すると思うわ」