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グティエレス「各チームは徐々にタイヤに適応していく」

2013年02月26日(火)10:52 am

今季、ザウバーのレースドライバーを務めるエステバン・グティエレスは、タイヤの性能低下がうわさされているほどひどいものではないとの見解を示した。

昨シーズン、ザウバーで抜群のタイヤマネジメントを見せたセルジオ・ペレス(マクラーレン)は先週、バルセロナで行われた2回目のF1開幕前テスト(2月19日~22日)において、ピレリの新しいタイヤに「極端な」性能低下が起こると指摘していた。

しかし、ザウバーでペレスの後任ドライバーに抜擢された同郷のグティエレスは至って冷静だ。スペイン紙『Marca(マルカ)』に次のように語った。

「昨シーズンと比べて、各チームはタイヤの状況に手を焼いているけど、徐々に適応していくだろう。試行錯誤している最中さ」

さらに、「僕たちはすでに、テストで進歩を確認した」とグティエレスは加えた。

ペレスのチームメート、ジェンソン・バトン(マクラーレン)もそれほど心配していないようだ。ブラジルの『Totalrace(トータルレース)』に対し、「今年は、グレイニング(主に低温の路面を走行することによってタイヤの表面がささくれだつ現象)があってより難しいが、いまではタイヤをより理解しやすくなっている。作業では、3周目か4周目あたりからグレイニングが始まることがわかった」と語り、次のように続けた。

「去年、タイヤをうまく機能させていたチームもいたけど、その理由を把握できないでいた。ほかのチームにとって、タイヤマネジメントは綱渡り的なところがあったからね」と昨シーズンを振り返った。

一方で、ピレリのモータースポーツ責任者であるポール・ヘンベリーは、マーク・ウェバー(レッドブル)が22日(金)に「凍えそうに寒い」と話したように、バルセロナの低い気温が2013年F1シーズン向けタイヤの摩耗をより一層ひどくしていると主張している。スペインの『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』紙に「シーズンを通じて、このような気候にあたるはずはない」とヘンベリーは述べた。

また、キミ・ライコネン(ロータス)のように物事に動じないタイプのドライバーは、まったく心配していないようだ。『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』に去年と今年のピレリタイヤの違いを聞かれ、「あまり違いは無い」とコメントしている。

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