フォース・インディアのレースドライバーになれなかった場合、サードドライバーやリザーブドライバーあるいはテストドライバーといった形でF1に残るつもりはない。こう断言したのはエイドリアン・スーティルだ。
昨年はフォース・インディアのリザーブドライバーを務め、今シーズンからレースドライバーへの昇格を目指すジュール・ビアンキと同様、バルセロナテストでフォース・インディアの新車VJM06をドライブしたスーティルは次のように述べている。「僕はレーサーであって、テスターではない。レースをしたいんだ」
メーカーからエンジンを供給してもらいF1に参戦しているフォース・インディア。2014年からのV6ターボエンジンへの移行を前に、フェラーリとの結びつきが強いビアンキとメルセデスとの関係を築いてきたスーティルのどちらを今シーズンのレースドライバーとして採用するのか、という重要な決断が今週中にもされる予定だ。
そしてスーティルは以下のように語った。「ここ(フォース・インディア)にしかチャンスがないんだ。どうしてもこのシートを勝ち取りたい」
「うまくいかなかったとしたら、別の道を探すしかないだろうね。テストドライバーというのは僕には正しい選択肢ではないと思うんだ」
「純粋にレースがしたい、ただそれだけだ。準備は万端だよ」とスーティルは締めくくった。