フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は19日(火)、カタルーニャ・サーキットで始まった2回目のF1開幕前テストでF138(フェラーリの2013年型車)の初走行を終えた。
全体3番手のタイムを出したアロンソは、セッションを振り返り「そこそこ満足している」と語った。
この日は昨シーズン、最終戦までもつれ込むタイトル争いを繰り広げたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)との今季初となる直接対決でもあった。スイス紙『Blick(ブリック)』は、アロンソが午後5時にセッションが終了するやいなや、道幅の狭いピットレーン入口で平然とベッテルを追い抜いてみせたことから、「早くも心理戦のぼっ発か?」と報じている。
アロンソは報道陣に対し、F138が「(まずまず)OK」であると述べた。さらに、ヘレス・サーキットで行われた1回目の開幕前テストにおけるチームメートのフェリペ・マッサのコメントから想像していたものと「おおむね」合致するとも述べた。
フェラーリの新規スポンサー、UPSのステッカーがはられたクルマと写真撮影を終えたアロンソは、次のように話した。
「F138は昨シーズンのクルマの延長線上にある」
「驚きはなかった。去年は良くない意味で少しびっくりしたから、これはいい兆候だと言える」とアロンソは語っている。
さらに、「僕たちは、クルマをあと少し改善できれば、今シーズンも優勝を目指して戦うことができるわけだから、楽観的に考える必要がある」と付け加えた。