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ウィリアムズの2013年F1マシンは規則すれすれ

2013年02月20日(水)9:52 am

バルセロナF1合同テスト初日の19日(火)、ウィリアムズがようやくFW35を発表し、これでようやく、2013年に参戦する全チームの新車が出揃った。

ウィリアムズ以外の10チームは、すでに今月初旬のヘレス合同テスト(2月5日~8日実施)で新車を走らせている。そのため、FW35のお披露目が遅れた原因についてさまざまなうわさが飛び交っていた。

これについてテクニカル・ディレクターのマイク・コフランは、もっと本拠地で新車開発に時間をかけたかっただけと語っている。

またコフランによると、もうひとつ別の理由があるという。

「ヘレスというコースは、あまりF1テストに向いていない。システムや信頼性のチェックぐらいしかできない」

「ほんとうのテストはここバルセロナから始まる」と、コフランはドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌に語っている。

FW35について同誌のミハエル・シュミット記者は、“驚くようなマシン”ではないと伝えているが、フロントウイングとエキゾースト(排気システム)の細部に、ほかのチームには“見られない”特徴があるという。

シュミット記者の眼には、コフランが考案したエキゾーストのコアンダ効果(噴流が物体の表面に沿って流れる物理現象)は“規則のグレーゾーン”に侵入したと映っているのだ。

2013年型車の設計では、ケーターハムもかなりの冒険に打って出ている。他チームがウィリアムズのクルマを疑問視するなかコフランは、ケーターハムこそが違法ではと話していた。

FW35に施したデザインは「ちゃんと規則の範囲内に収まっている」と、コフランは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に語っている。

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