F1にタイヤを独占供給しているイタリアのピレリが、経営破たんしたHRTの旧型マシンを購入したと報じられている。
HRTの資産はスペインの自動車パーツ・リサイクル業者、テオ・マルティンに譲渡されたことが先週に報じられていた。スペイン『AS』紙によると、マルティンは2011年と2012年型マシンをはじめとするチーム資産を買い取ったという。
一方で『Reuters(ロイター通信)』は、マルティンのほかにピレリが買い手として名を連ねていたと伝えている。マルティンも、「もう一台の2011年型マシンはピレリが引き取った」と話していた。
当のピレリはこの報道を認めていない。
現在ピレリがタイヤテスト用に走らせているのは、ルノー(現ロータス)の2010年型マシン。その前はトヨタの2009年型車でテストしていた。