エイドリアン・スーティルが、フォース・インディアのドライバーに復帰するといううわさが再燃している。スーティルが同チームのファクトリーを訪れ、シート合わせを行ったという。
フォース・インディアは今季のドライバーとしてポール・ディ・レスタの残留を発表したが、ディ・レスタのチームメートについては発表されていない。フォース・インディアへエンジンを供給するフェラーリの育成ドライバーであるジュール・ビアンキと、2011年まで同チームに所属したスーティルが有力候補とされていた。
スーティルは、2011年までフォース・インディアに所属していたものの、同年限りでシートを喪失。この年のF1中国GP後、ロータスのチーム首脳にケガを負わせたとして有罪判決を受けている。これにより、レース開催国によってはビザがおりず、入国できないのではないかとの懸念も広がっていた。
最近まで、昨年はフォース・インディアの控えドライバーを務めたビアンキが今季のレースドライバーに昇格するとの見方が有力だった。しかし、スーティルがフォース・インディアの2013年型車VJM06でシート合わせを行ったと報じられている。
19日(火)からはバルセロナで2回目のF1開幕前テストが始まるが、フォース・インディアの広報はスーティルがシート合わせを行ったとの報道を認め、次のようにコメントした。
「現段階でバルセロナテストでの走行予定は最終決定していないが、エイドリアンが合流する可能性はある」
「走行予定は来週の月曜(18日)に発表する」