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ピレリ、F1開幕4戦のタイヤコンパウンドを発表

2013年02月14日(木)10:52 am

2013年のF1シーズン開幕まであと1月余りとなったが、F1の公式タイヤサプライヤーとしてF1用タイヤを供給するピレリは13日(水)、開幕戦から第4戦までの4レースで使用されるタイヤコンパウンドを発表した。

それによると、開幕戦のF1オーストラリアGP(3月17日決勝)では、白いラインがほどこされたミディアムと、赤いラインの入ったスーパーソフトが持ち込まれるという。ピレリがオーストラリアGPにもっとも軟らかいスーパーソフトを持ち込むのは初めてのことだ。対象的なコンパウンドが選択されたことにより、クルマのパフォーマンス差が明らかとなってくるため、どう戦略を展開するかということが見どころになるだろう。

第2戦マレーシアGP(3月24日決勝)には、オレンジのハードとミディアムがチョイスされた。4種類のコンパウンドのうち、硬めの2種類が持ち込まれることになる。これはセパン・インターナショナル・サーキットの高い気温と荒れた路面に対応するためだ。

第3戦中国GP(4月14日決勝)にはミディアムと、黄色のラインが施されたソフトが持ち込まれる。ピレリとしては、上海インターナショナル・サーキットがタイヤに負担のかかるレイアウトであり、性能低下が進みやすいことから、これが最適な組み合わせであり、これによって接近したレースになると考えている。

第4戦バーレーンGP(4月21日決勝)では、ハードとソフトという、これまでとは異なる組み合わせが用意された。やはり、高い気温の中で行われることの多いバーレーンにおいて、決勝レースで求められる耐久性とともに予選での速度を確保するためにこの組み合わせが選ばれたという。

ルールによれば、ドライコンディションにおいては、各チームにはハード側タイヤ6セットと、ソフト側タイヤ5セットが金曜日から日曜日に至るレース週末に支給されることになっている。また、ウエットコンディションとなった場合に備えて、ピレリではグリーンのラインが入ったインターミディエイト(水量が少ないとき用)とブルーが施されたレインタイヤ(水量が多いとき用)の2種類の雨用タイヤも持ち込むことになる。なお、インターミディエイトはドライバー1人につき4セットまで、レインタイヤはドライバー1人につき3セットまでが用意される。

<2013年F1タイヤ組み合わせ(第4戦まで)>
グランプリ/決勝日/ハード側/ソフト側
開幕戦オーストラリアGP/3月17日/ミディアム(白)/スーパーソフト(赤)
第2戦マレーシアGP/3月24日/ハード(オレンジ)/ミディアム(白)
第3戦中国GP/4月14日/ミディアム(白)/ソフト(黄)
第4戦バーレーンGP/4月21日/ハード(オレンジ)/ソフト(黄)

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