三菱は、3月5日(火)から17日(日)にかけて開催される第83回ジュネーブ国際自動車ショーにおいて、次世代先進技術を搭載した『GR-HEV』(参考出品)と『CA-MiEV』(参考出品)の2台のコンセプトカーを世界初披露すると発表した。
『GR-HEV』は、「スポーツユーティリティトラック(SUT)」をコンセプトとして、新興国を中心に人気の高いピックアップトラックに、FRベースのディーゼルハイブリッドシステムが搭載されるもの。燃費に優れたクリーンディーゼルエンジンと、高性能モーター・バッテリーを組み合わせたHEVシステムにより、走行時のCO2排出量を140g/㎞台に抑えることでクラストップレベルの高い環境性能を目指すとともに、パジェロで培われた「スーパーセレクト4WD」と車両運動統合制御「S-AWC」を組み合わせた次世代の4WDシステムの採用により、環境性能と動力性能を高い次元で両立するモデルとなる模様。
『CA-MiEV』は、将来のEVを想定したコンセプトカーだ。高エネルギー密度バッテリーや、高効率EVシステム(モーター、インバーター、回生ブレーキ、非接触充電システム)といった三菱の次世代EV技術の採用に加え、ボディーの徹底した軽量化と空力性能向上により航続可能距離は300キロメートルに到達するという。
三菱では、今回世界初披露する2つのコンセプトカーで具現化する次世代先進技術により、「環境対応」と「新興国対応」を両立していきたいとしている。