トロ・ロッソの新テクニカルディレクターに就任したジェームス・キーが、いくつかの点ではトロ・ロッソがザウバーよりも秀でていると語った。
ジョルジオ・アスカネリの後任として2012年の9月にザウバーからトロ・ロッソへと加入したキーは、ロシアのモータースポーツメディア『f1news.ru』に対して以下のように語った。
「フォース・インディアとザウバーを経て、このトロ・ロッソが3番目のパートナーとなった」
「確かにこれら3チームには多少なりとも似通った点があると言える。しかし国籍はすべて異なっているし、それぞれが独自の文化を築き上げているんだ」
「トロ・ロッソにおいては、ザウバーと比較するといくつか新たな問題への解決へとまい進しなくてはいけないものの、このチームの資源は人的にも技術的にもはるかに多い」
「ある部分ではこれまで私がかかわってきたチームに劣ってはいるが、トロ・ロッソがそれ相応のレベルに達していることは間違いない。(この面の解決に)しっかりと集中していくつもりだ」
また、来週にヘレスで始まる開幕前テストでのお披露目が予定されている2013年型F1マシンSTR8の開発状況に「満足している」とキーは付け加えた。
なおトロ・ロッソのドライバーであるダニエル・リチャルドは、スペイン紙『AS』に対して次のようにコメントしている。「チームとともにいくつか変更した」
「今シーズンはより多くのポイントを獲得したいし、フォース・インディア、ザウバー、ウィリアムズといったチームとバトルをしたい」
なおトロ・ロッソは2012年シーズンを9位で終えている。