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F1オーストリアGPの復活をあきらめないレッドブルのオーナー

世界的飲料メーカー、レッドブルのオーナーであり、資産家のディートリッヒ・マテシッツは、彼の母国オーストリアが将来ふたたびF1カレンダーに復帰することをあきらめていないようだ。

かつてF1オーストリアGPが開催されていたA1リンクは、現在はレッドブルの買収を受けて改修が施され、新たに「レッドブル・リンク」という名称が与えられている。少し前まで、そのレッドブル・リンクでのオーストリアGPが2013年のF1カレンダーに20レース目のレースとして復活するのではないかとうわさされていた。

だが、F1最高権威のバーニー・エクレストンは、レッドブル・リンクのあるシュピールベルクという人口5千人ほどの町には、F1開催に耐えうるだけのホテル施設がないことを理由に、その可能性を否定していた。

しかし、マテシッツは『Speedweek（スピードウィーク）』に次のように述べている。

「シュピールベルクでのF1開催を支持する者も多い」

「さまざまな条件や要素によってそれを証明することができるだろう。だが、それ（オーストリアGP）がまた実現するかどうかは憶測の域を出ないし、推測はわが社のすることではない」

しかし、レッドブルとトロ・ロッソのオーナーであるマテシッツは、オーストリアGP開催を本気で強く望んでいるようだ。マテシッツは、もし（F1開催の）契約をすることになれば、少なくとも3年から5年の契約でなければならないとも語った。