2013年F1開幕戦となるF1オーストラリアGPの開催地メルボルンで沸き起こったF1開催コストに関する論争に対し、F1最高権威のバーニー・エクレストンが反論している。
機密文書を閲覧したとする地元メディアによって今週初めて、メルボルン政府がF1に対して1年につき3,000万ドル(約26億8,000万円)以上の開催権料を支払っていることが報じられた。さらにその額は2015年の契約満了時まで毎年5パーセントずつ増額されることになっているという。
これを受け、観光相のルイーズ・アッシャーはこの金額が「高すぎる」と述べていた。
だが、エクレストンは地元のラジオ局『3AW』に対し、「多分、それは正確な額ではない」としつつも、次のように続けた。
「支払うかどうかは彼ら次第じゃないのか? 私は彼らに強制的にサインさせたりはできないし、彼らは自分たちの意思で契約したんだ。契約した後で文句を言うべきじゃない」
オーストラリアGPを主催する「オーストラリア・グランプリ・コーポレーション」の経営責任者であるアンドリュー・ウエスタコットは、これに関して『Herald Sun(ヘラルド・サン)』へ次のように述べている。
「メルボルンの人たちは、大きなイベントが簡単に開催できるわけじゃないことを理解すべきだ」
「開催するためには大金がかかる」