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グロック、資金面の理由からマルシャ離脱との報道

2013年01月21日(月)17:16 pm

マルシャのティモ・グロックが同チームを離脱し、F1から離れることになったと報じられた。

グロックは2009年シリーズ終了後、それまで所属していたトヨタがF1を撤退したため、翌2010年には新たにF1へ参入したヴァージン(現マルシャ)に移籍。以降昨シーズンまで3シーズンを同チームで過ごしてきた。

だが、ドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』は、グロックとマルシャとの間には2014年までの契約があったものの、両者が契約解除に合意したと伝えた。

その報道によれば、この件は21日(月)に正式発表されることになっており、グロックの次のようなコメントが掲載されている。

「僕はこのチーム(マルシャ)とともに素晴らしい3年間を過ごしてきた。僕たちは円満に分かれることになった」

「今後は新たなことに挑戦し、モータースポーツを続けてゆきたいと思っている」

グロック離脱の理由は財政的な理由であるようだ。マルシャはすでに潤沢なスポンサー資金を持つ新人のマックス・チルトンと2013年シーズンの契約を行っている。

マルシャはまだコメントを発表していないものの、『Bild(ビルト)』は、マルシャが「のどから手が出るほど資金を必要」としており、グロックのシートは「ペイドライバー(資金を持ち込むドライバー)に売り渡されたに違いない」と報じた。

その記事は、1シーズンあたり200万ユーロ(約2億4,000万円)を稼ぎだしていたグロックに代わってチルトンのチームメートとなるドライバーは、「少なくとも500万ユーロ(約6億円)」を持ち込むことが必要だろうとしている。

イギリスの『Telegraph(テレグラフ)』紙は、グロックの後任ドライバー有力候補として、ビタリー・ペトロフとセバスチャン・ブエミの名前を挙げた。

さらに、ベルギーの『RTL』は、ロータスのチーム代表であるエリック・ブーリエがマネジャーを務めるジェローム・ダンブロシオも候補者の1人だと書いている。昨シーズン、ロータスでリザーブドライバーを務めていたダンブロシオは、2011年シーズンはグロックのチームメートとしてヴァージンから参戦していた経緯がある。

また、スイスの『Blick(ブリック)』紙は、「最大の謎は、グロックがこれからどうなるのかということだ。彼の名前が突然フォース・インディアのドライバー候補に浮上するのだろうか?」と書いた。

そうした中、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、グロックがDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦するBMWチームのドライバー候補にあがっていると報道。BMWのドライバーであるディルク・ミューラーが20日(日)の夜、ツイッターでグロックに対して「おめでとう。そして、ようこそ」とつぶやくと、グロックは次のようにドイツ語で応じていた。

「フフフ。。。ありがとう」

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