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マクラーレンでさえも… ペレス起用は資金面が理由?

2013年01月16日(水)11:33 am

マクラーレンがセルジオ・ペレスを選んだのは、「お財布事情」を考えてのことだったのかもしれない。

このように語るのは、ポール・ディ・レスタだ。今季もフォース・インディアに残留するとみられるディ・レスタは、マクラーレンがルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)の代わりとなるドライバーを決めるにあたって、マクラーレンと交渉したことを認めている。

「詳しくは話さないけれど、話し合ったことは事実だよ」とだけディ・レスタはコメントした。

イギリス『Daily Mail(デイリー・メール)』紙は、ディ・レスタのこんなコメントを紹介している。「残念ながら、今のF1には何らかの尾ひれが付きものなんだ。どうしても商業面は切り離せない。金がかかるスポーツだからね。そしてペレスには資金面で強力なバックアップが存在する」

ディ・レスタが言わんとするペレスの支援者は、世界で指折りの大富豪として知られるメキシコ人、カルロス・スリムだ。同氏が率いる通信会社のテルメックスは、今年もスポンサーとしてザウバーにとどまるが、どうやらマクラーレンとの将来的なタイアップも視野に入れているらしい。

「僕だって、マクラーレンとの関係は良好だよ」

「フォース・インディアに僕を推してくれたのは、ほかでもないマーティン・ウィットマーシュ(マクラーレン/チーム代表)なんだ。それに僕は、長年にわたるメルセデス・ベンツの一員だしね」と、イギリスのモータースポーツ・イベント「オートスポーツ・インターナショナル」に顔を見せたディ・レスタは語った。

ディ・レスタはF1に昇格する前、メルセデスのドライバーとして4年間、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)を戦ってきた。

「いずれ僕もマクラーレンとかかわりを持つかもしれないからね」とディ・レスタは将来的なマクラーレン入りに意欲を見せた。

ディ・レスタが語るように、近年のF1は特に中堅チーム以下で資金力によってシートを獲得するドライバーが増えている。しかし、マクラーレンは毎年チャンピオン争いに加わるトップチーム。そのマクラーレンでさえも、持ち込み資金がドライバー決定の要素になっていることをディ・レスタが示唆した。

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