ポルシェは15日(火)、2012年(1~12月)に全世界で過去最高の実績となる合計14万1,075台の販売を達成したと発表した。これは前年度実績の11万8,868台に対して18.7%増となるとともに、ポルシェは過去3年間で車両販売台数を83.9%伸ばしたことになる。
ポルシェは2012年にすべての販売地域で2ケタ成長を達成しているが、販売台数が最も多かったのはアジア/太平洋地域で、5万0,376台(前年比+23.6%)を記録。欧州地域がこれに続く4万9,639台(前年比+13.5%)となっている。とりわけ中国市場は好調で、新車販売台数は3万1,205台に達し、初めて3万台を突破している。
国別でみると、最も多くの販売を記録したのは米国で、合計3万5,043台(前年比+20.7%)を達成。ドイツ市場においても「911」、「カイエン」、「パナメーラ」、「ボクスター」、「ケイマン」といったスポーツカーの人気は依然として高く、1万7,487台(前年比+16.9%)が販売されている。
車種別では、カイエンが総販売台数は7万4,763台(前年比+24.8%)を記録してトップとなった。このうちの約1万9,000台を「カイエンS」、「カイエンGTS」、「カイエンターボ」が占めており、ポルシェのハイパフォーマンスSUVの人気が高いことを示している。伸び率でみると、7世代目となった「911カレラ」が2万5,475台の販売実績をあげ、前年比31.4%増という過去最高の伸びを達成。また「ボクスター」の人気も健在で、前年比29.1%増の9,253台を記録した。
ポルシェでは、2013年も新型ハイブリッドモデルや、「918スパイダー」、新型SUV「マカン」などを市場に投入し、さらに積極的な販売展開を図るとしている。
<ポルシェ2012年販売台数>
全世界:14万1,075台(前年比+18.7%)
欧州:4万9,639台(前年比+13.5%)
アメリカ大陸:41,060台(前年比+19.5%)
アジア/太平洋:50,376台(前年比+23.6%)