NEXT...F1開催スケジュール

ジャン・アレジ、レースからの引退を表明

2012年12月20日(木)9:59 am

元F1ドライバーのジャン・アレジがレースから引退することを明らかにしている。

アレジは長年のブランクにもかかわらず、今年5月に開催されたインディ500マイルレースにエントリー。自らがアンバサダーを務めるロータスエンジンを搭載したレースカーで決勝に臨んだものの、非力なロータスエンジンではほかのクルマのスピードについてゆくことができず、開始わずか数周を消化した時点で黒旗が振られ、失格処分となっていた。

そのときは、2013年にはもっと速く走ることができるクルマで戻ってくると語っていたアレジだが、ロータスエンジンがインディカーシリーズからの撤退を発表したのに続いて、今週、フランスの日刊スポーツ紙『L’Equipe(レキップ)』に対し、「スポンサー探しに奔走(ほんそう)する気にはなれないよ」と語り、事実上、レースから引退することを表明している。

48歳となるアレジは、1989年のF1フランスGPでティレル・チームからF1デビューを果たすと、いきなり4位入賞の活躍を見せ、翌90年にはティレルのレギュラードライバーの座を獲得。開幕戦のアメリカGPでみせた、いまや伝説ともなったアイルトン・セナとの攻防をはじめ、その才能をいかんなく発揮し、翌91年にはフェラーリへ移籍した。その後、ベネトンやザウバーなど数チームをわたり歩き、2001年シーズン終了とともにF1を離れていた。F1では通算202戦に出走したが、優勝はフェラーリ在籍時の1995年カナダGPであげた1勝のみだった。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック