メルセデスのモータースポーツ責任者のノルベルト・ハウグが、今月末をもって職を辞する事になった。この決定は相互の合意の基に行われたという。
メルセデス社の声明によると、20年以上同職に就いていたハウグの契約は60歳の今年をもって満了する事になっている。
声明は「来期の準備は予定通り続けられる」と書かれているが、ハウグが急に辞職する事になった理由や、交代人事については全く記されていない。
しかし、9月の終わりには、過去3度のF1世界チャンピオンに輝いたニキ・ラウダがメルセデスAMGチームの理事に就任している。
ラウダは「(チーム代表の)ロス(ブラウン)の職は安泰だよ、これからもずっとそうだ。ロスこそがボスだ。私は監査役会をまとめる立場だから、全てを見渡して“自分たちのどこが強みで、どこが弱点か”と問い続けるのが仕事さ」と最近語っており、自身がチーム代表に就任する事を否定していた。