現役スペイン人F1ドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサ(HRT)は、母国スペインのF1チームがなくなることを心底嘆いている。
HRTの現オーナーであるテザン・キャピタルは、すでにチームに投資する意志はない。そのため、2012年シーズンF1最終戦のブラジルGPは、HRTにとっても最後のレースになると見られる。
チームのエースドライバーだったデ・ラ・ロサは『Antena 3(アンテナ3)』にこう話している。「先がまったく見えない中で、シーズンが終わってしまった」
「チームが続くのか、名前が変わるのか。(ブラジルGPでは)メカニックと話していても、一緒に働くのは今回が最後なのか、そうではないかがわからなかった」
「HRTの参戦はそもそも長期計画だったはずなんだ」
チームの将来は不透明だと話したデ・ラ・ロサだが、F1からスペイン系チームが姿を消すことは確かだと明かした。
「何がどうなろうと、このチームがスペイン系チームではなくなるのは間違いない。僕は、それが何よりも悲しい」
「もしかしたら、F1にスペイン系チームが戻ってくることは、もうないかもしれない」