マクラーレンのチーム代表であるマーティン・ウィットマーシュは先日、今シーズン限りでマクラーレンを去り、2013年からはメルセデスAMGへと移籍するという決断を下したルイス・ハミルトンは、すでに後悔し始めているだろうという発言を行った。この発言を当のハミルトンは否定している。
少年時代からマクラーレンの一員としてレースに参加していたハミルトンは、2007年に同チームからF1デビューを果たし、翌2008年にはF1チャンピオンを獲得した。そんな長い年月を過ごしてきたマクラーレンを離れ、2013年シーズンからメルセデスAMGへ移籍することが正しい判断であったかをハミルトンは「ときどき」疑問に感じていることだろうと、ウィットマーシュは主張していた。
ハミルトンは15日(木)、「そうだね、それを聞いて少し驚いたよ」とオースティン(F1アメリカGP開催地)で心境を述べている。
「それ(後悔)は絶対にないね。でも、きっとチームの誰もが感情的になっていると思う」
「もちろん、僕だって(マクラーレンから離れることに)すごく感情的になっている。でも、自分が下した決断については心から満足しているよ」とハミルトンは付け加えた。