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メルセデスAMG不調の原因はダブルDRSか

2012年11月14日(水)15:13 pm

メルセデスAMGが不調に陥ったのはダブルDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)開発に手をかけすぎたからだ。チーム代表のロス・ブラウンは、イタリア『Autosprint(オートスプリント)』誌で今季後半のスランプをこのように分析している。

今季は開発の方向性を見誤ったと悔やむブラウン。しかし、後ろを振り返っている暇はない。2013年にはマクラーレンからルイス・ハミルトンがやってくるのだ。

「われわれはひとつの結論に達した。ダブルDRSで効果を得た反面、他の分野で後れを取ったのだ」

「今日のF1マシンは、フロントウイングにさまざまな工夫が施されている。ところが、われわれには独自のシステムがあり、ウイングもそれにならって設計されたものだ」

「他チームは、マシン開発の考え方がわれわれと異なる。そのポテンシャルからひとつのことが明らかになった。恐らくわれわれは一歩後れを取ったのだ」

ダブルDRSにこだわるあまり、他チームが取り入れた柔軟性を持つノーズ、しなるウイングのような最新トレンドを追い求められなかったとブラウンは言いたいのかもしれない。

「今年は何らかの“枠”にはめる考え方がいくつかみられた。来年はそのような考えが姿を消すだろうし、むしろ捨て去るべきだ」と主張している。

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