1997年のF1チャンピオンであるジャック・ビルヌーブが、メルセデスAMGが来年ルイス・ハミルトン(マクラーレン)とニコ・ロズベルグの組み合わせになることについて、正しい選択ではないと語った。
ビルヌーブは、メルセデスAMGがハミルトンをマクラーレンから引き抜いたことについては問題にしなかったが、かつてタイトル争いをした宿敵ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)の引退については、疑問を口にした。
「どうして辞めるんだろう?」とビルヌーブはスイスの『Motorsport Aktuell(モータースポーツ・アクチュエル)』に語った。
「理解できないね。ハミルトンとシューマッハのほうが、来年実際に組む2人よりいいだろうに」と率直な物言いをするビルヌーブらしいコメントを述べている。
しかし、当のロズベルグのほうは、7回F1王者に輝いた偉大なシューマッハに対して、チームメートになった2010年以降、対等に戦ってきたことに「とても満足」していると語っている。
「ミハエルに不運があったことは確かだ。でも、それは僕も同じだった」とロズベルグはドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』に話した。
2012年の予選成績を比較すると、シューマッハとロズベルグはほぼ同等だ。
「予選に限っては、特別言うことはない」
「3年間、僕のほうが優位だった。最初に予想していた以上のことだよ。とても満足している」とロズベルグは主張している。