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デ・ラ・ロサ「クルマを良くしなければ」

2012年11月11日(日)11:39 am

HRTのエースドライバーで、マクラーレンのレースドライバーやピレリのテストドライバーを務めてきたペドロ・デ・ラ・ロサが、クルマを改良する必要性を説いている。

「冬の間に、クルマの空力面という弱点を克服しなくてはいけない」と、デ・ラ・ロサが『El Confidencial(コンフィデンシアル)』に話している。

新たなオーナーのもと、体制を一新して挑んだ2012年シーズンのHRTは過去数年と比べて良い結果が出るようになってきた。予選Q1でトップタイムの107パーセント以内のタイムを出せないクルマを予選落ちとする、いわゆる107パーセントルールに引っかかる心配もなくなった。

HRTの現状について、デ・ラ・ロサはこう話している。「確かに、夏休み前まではかなり進歩が見られたんだ。でも、そのあとはちょっと停滞したというか、予想よりも開発スピードが落ちてしまった」

「それでも、全体的には大きく進歩している。開幕戦のF1オーストラリアGPでは予選落ちしたが、F1モナコGPとF1ヨーロッパGPでは、予選トップの103パーセントのタイムを出せた。素晴らしい結果だよ」

そう言いながらも、来シーズンもHRTからの出走が決まっているデ・ラ・ロサは、チームにはまだやるべきことがあると話す。

『El Confidencial(コンフィデンシアル)』は、HRTでひん発するブレーキトラブルについて触れており、あまりにもこの問題に解決方法を見い出せないため、HRTはなにも進歩していないのではないかと疑問を呈している。

そのうえ、HRTが直面する問題はブレーキだけではない。2014年シーズンから導入されるV6エンジンは現行のものとは大きく異なるため、チームは今のクルマを変更するだけではなく、まったく新しいクルマの設計が求められるのだ。

「すべては、2013年シーズンをどう過ごすかにかかっている」

「強くなることができれば、2014年シーズンはもっと楽になるはずだ。確実な将来がないのがF1なんだからね」

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