頭は2013年のことでいっぱいで、ここ数戦結果が出ていないセルジオ・ペレス(ザウバー)が反発している。
昨年から今シーズンにかけてザウバーで見せた走りに、ペレスならルイス・ハミルトン(マクラーレン)が抜けた穴を埋めるに十分とマクラーレンは考えた。
ところが、マクラーレンへの移籍が発表されて以来ペレスの調子は下降している。F1日本GPではクラッシュを喫し、続く韓国GPではポイント圏外に沈んだ。そして先週末のインドGPでは、トロ・ロッソの1台と接触してリタイアとなっている。こうしたペレスの結果に、ザウバー代表のモニシャ・カルテンボーンは不満のようだ。
そんなペレスをかばうのが、マクラーレンの代表マーティン・ウィットマーシュだ。ペレスはまだ荒削りと認めながら、ウィットマーシュは次のように続ける。「22歳の若者がその年ですべてを学んでしまったら、そのほうがどうかしているよ」
一方ペレスは1日(木)、2013年にトップチームでドライブできるのが待ちきれず、すっかり今季がおろそかになっているとの意見を次のように否定している。
「ちゃんと集中しているよ。ノーポイントが続いたのは、ただの偶然だ」
「ただベストを尽くしたいだけなんだ。マクラーレンと契約してから調子が落ちたなんて、誰かの作り話さ。いつものことだよ」