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アロンソ、ハミルトンのマクラーレン離脱は正しい

2012年10月06日(土)9:23 am

フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は、ルイス・ハミルトンが下したマクラーレン離脱の決断を支持している。

2005年、2006年とルノー(現ロータス)でF1連覇を果たしたアロンソは、2007年から複数年契約でマクラーレンへと移籍した。しかし、当時ルーキーだったハミルトンとの確執が原因で、わずか1年でマクラーレンを去った。

現在はフェラーリで活躍しているアロンソは、マクラーレンを離脱して以降、自身の持っていた不満の矛先はハミルトンではなくマクラーレンというチームであったと明言している。

そしてつい先日、ハミルトンはF1デビューを果たす以前から関係を持っていたマクラーレンを離れ、メルセデスAMGへ移籍することを発表した。これを受けてアロンソは、ハミルトンもマクラーレン以外のチームで幸せをつかみ、元マクラーレンドライバーリストの仲間入りをしたと歓迎している。

「その(ハミルトン移籍の)うわさが立ち始めたとき、ルイスにとってもマクラーレンにとっても移籍するのはいいことだと思うって言ったんだ。彼ら(マクラーレン)は以前にもこんなことを経験しているしね。プロストとセナが去って、それから僕、そして今回はルイスだ。たいてい(移籍は)より良い生活のためにだよ」とアロンソは自身の見解を述べている。

「誰も(マクラーレンに)復帰していないと思うよ」とアロンソはスペイン人の報道関係者に語っている。

ハミルトンは確実にチャンピオン争いができるクルマを手放すギャンブルに出たと考えている専門家もいるが、アロンソは異なる視点を持っているようだ。

「マクラーレンは最高のクルマを持っていた年もあったけれど、コンストラクターズ(チーム部門)選手権を制してから14年が経っている。それに間違いなくルイスも勝ちたがっているはずだ」

「きっとルイスは(メルセデスAMGで)、もっと(自分自身を)満喫できると思うよ」とアロンソは語り、かつてのチームメートの決断を支持している。

今シーズンも残り6戦となったが、タイトル争いはし烈な状況だ。現在アロンソは194ポイントでランキング首位に立っているが、ハミルトンは142ポイントの4位となっている。そんな中、マクラーレン離脱を発表したハミルトンだが、それがチャンピオン獲得への挑戦に影響を及ぼすことはないだろうとアロンソは指摘している。

『AS(アス)』紙は「マクラーレンは、フェラーリやレッドブルに勝利を持っていかれるくらいだったら、ハミルトンに勝って欲しいと思うだろうね」というアロンソのコメントを掲載している。

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