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メルセデスがシューマッハに新しい仕事をオファー

2012年10月05日(金)9:10 am

ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)は、4日(木)に鈴鹿において今シーズン限りで再びF1ドライバーを引退することを発表したが、メルセデスのオーナー企業であるダイムラーのディーター・ツェッチェ会長は、シューマッハがドライバーとして引退した後もメルセデスに残り、ドライバー以外の仕事に就いてくれるよう要請している。

ツェッチェは『Bild am Feiertag(ビルト・アム・ファイアターク)』に次のように述べた。

「私の個人的な願いとしては、彼(シューマッハ)がメルセデスAMGでの現役時代を終えた後はわれわれの企業のパートナーとしてとどまって欲しいと思っている」

また、メルセデスのモータースポーツ責任者であるノルベルト・ハウグも、シューマッハがメルセデスでの新しい仕事に就くチャンスを用意して待っているとしている。

ハウグもツェッチェも、シューマッハが2010年にF1に復帰して以来1勝もあげることができなかったのはメルセデスのほうに問題があったのだと述べている。

さらにハウグは、今回メルセデスAMGがシューマッハに代えて来季からルイス・ハミルトン(現マクラーレン)と契約をしたことでシューマッハとの関係に亀裂が生じたり、「敵対意識」が芽生えたりはしていない、と『SID通信』に次のように語っている。

「彼(シューマッハ)は、長期的な側面を考慮すれば、ルイス・ハミルトンと契約したことはよく理解できるときっぱり言ってくれた」

「ミハエルとチームの間に敵対意識なんてないし、間違いなく今後も協力しあっていけると考えているよ」

シューマッハの去就に関しては、引退宣言が行われる前からメルセデスAMGの代表職に就くのではないかなどさまざまな憶測を呼んでいたが、ドライバーを引退した後も何らかの形でF1の世界にとどまるのかどうか、今後もその動向に注目が集まりそうだ。

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