来季の去就が注目されているマクラーレンのルイス・ハミルトンだが、メルセデスAMGのチーム代表ロス・ブラウンが、ハミルトン獲得に向けて現在も動いていることを示唆した。
27日(木)にBBCのラジオ番組で、来年ハミルトンを獲得したいかと聞かれたブラウンは、こう答えた。「ルイスは非常にいいドライバーだ。素晴らしいドライバーだよ」
「野心的なチームならどこでも、トップドライバーをねらうものだ。そしてわれわれは野心的なチームだ。しかし、ひどくたくさんの憶測が流れていると思う」
憶測の大部分は、ハミルトンがメルセデスAMGに移籍した場合、7回F1チャンピオンになったミハエル・シューマッハが引退に追い込まれるのではないかというものだ。
ブラウンは、シューマッハがデビューした当時からベネトンで共に戦ってきた。シューマッハは、フェラーリへ移籍した翌年にブラウンをチームに呼び寄せて、黄金時代を築いた。従ってブラウンは、「難しい決断だ」と認めている。
「当然、ミハエルもその決断に大きくかかわっている。現在話し合いが進行中だ」
「ミハエルはチームにとって非常に大きな財産だ。チームが前進できたのも彼のおかげだ。ミハエルの貢献は非常に大きいと思っている」とブラウンは付け加えた。