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フォルクスワーゲン、パリ・モーターショーで大規模展示

2012年09月26日(水)11:14 am

フォルクスワーゲンは、パリ・モーターショー(9月29日-10月14日)で、「フォルクスワーゲン・ハイパードライブ」と名付けられた展示ブースにおいて新型ゴルフを発表するとともに、「UP!(アップ)」、「CC」、「ザ・ビートル」に加えさまざまなR-Lineモデルの展示を行うことになっているが、その規模はかつてないほどのボリュームと趣向を凝らしたものとなるようだ。

同社のマーケティング・コミュニケーション責任者であるジョバンニ・ペロジーノは今回の展示に関し、次のように語っている。

「われわれのパリ・モーターショーにおける展示は、新型ゴルフの紹介を行うために最適な形をとるとともに、情熱的かつ顧客を大切にした施設となる」

「この目的をかなえるために、われわれは展示スタンドの構造や、展示方法やコミュニケーションに関してまた新たな試みを取り入れた」

ハイパードライブには全長90メートルの立体的な展示施設が設けられることになり、その総面積は998平方メートルにも及ぶという。この施設内に設けられた来場者エリアにはそれぞれのマーケティングキャンペーンごとに異なるテーマが設けられている。来場者にはまず特製のマカロンがふるまわれ、最初に「OneThing(ワンシング)」セクションへと導かれる。そこではまずゴルフキャンペーンの第1部として7つの質問が提示されている。次のエリア「Excitement Zone(エキサイトメント・ゾーン)」では新型ゴルフの映像を見ることができる。

そして、その次に設けられているのが今回の展示において中心的位置づけとなる「Feature Lab(フィーチャー・ラボ)」だ。ここは30メートルにも及ぶインタラクティブな実験室のような造りになっており、来場者はレーザー・レーダー技術を応用した巨大なタブレットPCのようなツールを用いて自分だけの車を創(つく)り上げることができるようになっている。

最後のゾーンは「Innovation Cell(イノベーション・セル)」と名付けられた技術志向のエリア。ここではフォルクスワーゲンにおける技術や革新への継続的な取り組みが紹介されている。

また、今回の展示施設には、トルネードライン、燃料キャップ、AピラーやCピラーという新型ゴルフの典型的なデザインが取り入れられており、総延長100キロメートルにも及ぶケーブルと138トンにも及ぶ鉄骨でくみ上げられている。設営にあたっては、トラック125台分の備品がパリ・モーターショー会場へ運び込まれたという。

フォルクスワーゲン:パリ・モーターショー出展概要

設置場所:パリ・エキスポ会場 4番ホール
ブース面積: 2,763 平方メートル
展示スペース:84.50m×32.50m
施工開始日: 2012年9月11日
工期:16日間
竣工日:2012年9月26日
製造期間:9週間
梱包容量:4,134立方メートル
フロア面積:1,100平方メートル
計画期間:9か月
設計士・建築士人数:7名
ブース構造の目玉:ハイパードライブ
総照明数:896基
車両および走行実演:14回(報道向け)、 22回(第2回プレスデー、一般公開)
ケータリング体制:サービススタッフ30名、手配専任者6名、シェフ9名
接待係:180名(2トレーニンググループ合計)

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