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メルセデスAMG代表、引退はまだ先のこと

2012年09月15日(土)9:15 am

メルセデスAMGのチーム代表を務めるロス・ブラウンは、少なくともこの先の数年間は引退する意思がないことを明かした。

57歳のブラウンは、過去数十年にわたってベネトンとフェラーリのエンジニアを歴任し、輝かしいキャリアを築いてきた。2006年シーズン末にミハエル・シューマッハ(現メルセデスAMG)がF1の現役から一度退いたとき、シューマッハと共にフェラーリの黄金時代を作り上げたブラウンも“ガーデニング休暇”をとり、現場を離れた。

2007年末、ブラウンはホンダ(現メルセデスAMG)の招へいに応じて2008年シーズンからF1パドックに復帰するも、わずか1年でホンダがF1撤退を決定。ホンダから1ポンド(当時約150円)でチームを譲り受けたブラウンは、ブラウンGPのチーム代表として2009年シーズンに参戦し、見事にドライバー(ジェンソン・バトン/現マクラーレン)とチームの両チャンピオンに輝いた。メルセデスによるチーム買収を受けて2010年、2011年シーズンはメルセデスGP、2012年シーズンはメルセデスAMGとそれぞれ名を変えたチームの代表を務めている。

この5年間、撤退や買収に翻弄されながら成績を残してきたこのチームに、2008年のワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトン(マクラーレン)が2013年から加入するとのうわさが流れている。チーム、そして自身の将来の計画についてブラウンは『Daily Mail(デイリー・メール)』に次のように語っている。

「いまのところ、引退するつもりはない」

また、2012年シーズンでチームとの契約が切れるシューマッハは、2013年シーズンまで契約を延長するとも報じられている。

ブラウンは、2014年から適用される新たなエンジン規約にモチベーションを刺激されたと話す。

「2014年のエンジンプログラムに、とても興奮しているよ。F1の勢力図が大きく変わるかもしれない」

「私にはまだ技術分野への情熱があるから、2014年から使うことになる、これまでと大きく違うエンジンとパッケージは楽しみだし、チームを育てていくこともとてもエキサイティングだ」

「これからいつまで続けるか、そんなこと誰にも分からないさ。けれど、近い将来に辞めるつもりはないよ」

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