9月7日(金)にNASCARネイションワイド・シリーズの第25戦「Virginia 529 College Savings 250」がリッチモンド・インターナショナル・レースウェイで開催された。
7日(金)午前中の練習走行を経て、決勝を前に午後4時5分から予選が行われ、デニー・ハムリンが6番手、チームメイトのブライアン・スコットが7番手、マイク・ブリスが9番手グリッドを確保。12台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。
午後7時46分、0.75マイルショートオーバルを250周(187.5マイル:約300km)して競われる決勝レースがスタート。
序盤はハムリンがトップ5圏内をキープする一方で、17番手スタートのカート・ブッシュが徐々にポジションを上げ、20周目過ぎにはトップ10圏内に浮上。
35周目、周回遅れとなっていたターナー・ベリーヒルが右フロントタイヤのバーストに見舞われ壁にクラッシュ。この日初めてのイエローコーションとなり、全車ピットへ。
コーション前は11位走行中のスコットが好ピットに助けられ5つポジションをアップ。一方で6位につけていたハムリンは、ピット時に他車に阻まれ、20位前後まで後退してしまった。しかし、ハムリンは再スタート後見事な追い上げを見せ、60周目過ぎにはトップ10に再び復帰。
110周目にこの日2度目のイエローコーションで全車ピットへ向かうと、Ku.ブッシュは5位、ハムリンは7位をキープ。シリーズデビュー3戦目のルーキー、ダレル・ウォレス・Jr.がこのピットでトップ10へと浮上した。
194周目、15位前後でのバトルを繰り広げていたライアン・トゥルークスとスコットが接触し、スピンしたスコットは壁にヒット。この日6度目のイエローコーション。この時点で2位に浮上していたKu.ブッシュは、再スタートでアウト側から好ダッシュを見せ、首位に立った。
チェッカーまで残り50周を切り、レースは首位を行くKu.ブッシュと、それを追うケヴィン・ハーヴィック(シボレー)が激しく首位争い。226周目、Ku.ブッシュは周回遅れの車両をかわそうとして接触。この周回遅れ車両がスピンし、この日7度目のイエローコーション。
残り18周で再スタート。Ku.ブッシュはアウト側の最前列、その後方にハムリン、D.ウォレス・Jr.が続いての再スタートとなったが、イン側の2台の先行を許すことに。
Ku.ブッシュとハムリンは最後まで前の2台を追ったが届かず、3位、4位でチェッカー。ジョー・ネメチェクが8位。終盤、ライバル車両から数多くの接触の洗礼を受けながらも走り抜いたD.ウォレス・Jr.は10位でフィニッシュし、シリーズデビューから3戦連続でのトップ10フィニッシュを果たした。
次戦第26戦は9月15日(土)、シカゴランド・スピードウェイで行われる。
(トヨタ・プレスリリース)