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ダンブロシオ「クルマに乗るのが待ちきれない!」

2012年09月07日(金)7:30 am

出場停止処分を受けたロメ・グロジャンに代わり、モンツァ・サーキットで行われるイタリアGP(9月9日決勝)へロータスから出場することになったジェローム・ダンブロシオが、意気込みを語った。

Q:イタリアGPに出場が決まって、今のご気分は?

ダンロシオ:今回の出場が決まった状況はわかっているけれど、僕にとっては素晴らしいチャンスであり、素晴らしいチャレンジなんだ。チームが僕を選んでくれたこと、そして今回のモンツァでのレースでクルマに乗らせてくれることに、まず感謝したい。できる限りの仕事をするために、なんでもするよ。今年はクルマに乗らないながらも必死にやってきたし、今回のようなことが起こったときのために可能な限り準備をしてきた。この週末は全力をつくしたい。

Q:モンツァでの過去の成績は?

ダンブロシオ:GP2(F1の直下カテゴリー)参戦時代に、最後に表彰台に立ったのがモンツァだったから、ここにはいい思い出があるよ。ダウンフォースのレベルが低くて、すごく挑戦しがいのあるコースだね。普通に考えても、ヨーロッパラウンド最終戦となるイタリアGPは特別なイベントだし、モンツァには常に特別な雰囲気があるんだ。本当に楽しみだよ。

Q:突然、モンツァのようなサーキットで行われるレースに飛び込んでいくにあたり、大変な点はどのあたりでしょうか。

ダンブロシオ:本当に挑戦が多いんだ。特に、今年はクルマに乗っていないし、モンツァは低ダウンフォースの特殊なコースだからね。だけど、大変なこととか、難しいことばかりを考えたくないんだ。僕に何ができるか、そこを考えたい。大変だろうけれど、僕はチームの一員でメンバーをみんな知っている。だから、チームのみんなから最高のサポートを得られるはずだよ。僕はそんなみんなのために全力をつくしたい。フリー走行の時間はこの週末の僕にとってキーポイントになるだろうから、そこを生かすために100%集中するよ。

Q:レースに向けた準備としてはどのようなことを?

ダンブロシオ:2日(日)の夜に電話を受けてすぐ、エンジニアのアヤオ・コマツ(小松礼雄)と一緒にスパ(ベルギーGP開催地)へ戻った。シートチェックをして、知っておくべき内容についてしっかり話し合った。これからシミュレーターに乗って、順繰りに自分の状態を整えていくよ。それに、エンジニアとも話すことがたくさんあるし、7日(金)のフリー走行に向けてしっかり準備を整えるよ。

Q:モンツァは特色のあるコースですが、どのあたりに集中していくつもりでしょうか。

ダンブロシオ:クルマに乗るのが待ちきれない! モンツァは高速の低ダウンフォースサーキットだ。パラボリカはものすごく重要で、素晴らしいコーナーだね。アスカリもミスが許されない。ほかにもたくさん挑戦しがいのある個所があるよ。最近のサーキットとは似つかないコースだし、やるべきことはたくさんあるだろうね。モンツァに行くのが本当に楽しみで、データを確認するのも楽しみでしかたない。だけど、何よりも楽しみにしているのはモンツァに行って、クルマで走ることさ。

Q:この週末は注目の的になりそうですが、その点についてはいかがでしょうか。

ダンブロシオ:僕はレースに集中するだけさ。去年1年間、F1に参戦していたしね。F1の週末がどんな風に進んでいくか知っているし、今年はチームと一緒に過ごしてきているのはいい点だよね。グランプリはすごく忙しいって知ってるけど、エンジニアと山ほどの仕事をこなしていくのは大好きなんだ。

Q:昨年のイタリアGPに参戦していましたね。あの経験は生かせそうですか。

ダンブロシオ:ウォームアップの段階でクルマが壊れてしまったから、あまり役には立たないかもしれないね! 今年はもうちょっとうまくいくことを願ってるよ。モンツァでの最後の思い出はGP2時代に表彰台に上ったときだ。今年はいい結果を出せるように100%集中していくし、グリッドについてスターティングライトが光る瞬間を待ちきれないよ。

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