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2014年F1、エンジンメーカーはたった3社に?

2012年08月11日(土)23:49 pm

マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュが、2014年からエンジンサプライヤーとしてF1に参入すると言われていたピュア社が経営危機に陥ったことについて、驚いてはいないとコメント。2014年からF1が新規に採用を予定しているV6ターボエンジンを供給できるのは3社だけになるだろうという考えを示している。

すでに、F1関係者の間では、現時点でHRTとマルシャにV8エンジンを供給している独立エンジンメーカーであるコスワースも、2014年の新エンジン規定がこれまでとはかなり大きく変わってしまうため、F1へのエンジン供給を続けてゆくことはできなくなるだろうとささやかれていた。

そして、最近になって、かつてのBARチームを設立したことで知られるクレイグ・ポロックが2014年からF1へのエンジン供給を目指して立ち上げていたピュア社が、財政的理由により操業を停止したことが明らかとなった。これに関してウィットマーシュは、ドイツのウェブサイト『motorsport-total.com』に、それは「予想できたこと」だとし、「私にとっては大きな驚きではない」と語っている。

2014年以降にF1エンジンを供給できるのはメルセデス、フェラーリ、ルノーのたった3社になってしまいそうだが、ウィットマーシュは「私が知る限り、ルノーは最大7チームにエンジンを供給したいと考えているよ」と述べるとともに、フェラーリやメルセデスもエンジン供給先の数を増やしたいと考えるはずだと加えた。

しかし、予算規模がそれほど大きくないチームにとっては、新エンジン購入のためのコストがさらに大きくなることが懸念されているのも事実だ。

ウィットマーシュは、現在と同じ12チームが2014年シーズンにも参戦するとした場合、3社しかないエンジンサプライヤーによってうまくやるための「解決法」があるだろうと説明している。

ひとつの解決法は現在のV8エンジンを2014年にも使用することを認めるというものだ。ただし、その場合はV8エンジンの性能を新V6エンジンと同じにするという条件が設けられることになる。

これについてウィットマーシュは次のように続けた。

「それは実現可能だろう。個人的にはそれはあまり魅力的な解決策だとは思わないがね」

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