ミハエル・シューマッハとメルセデスAMGの契約は今年までになっているが、メルセデスAMG側は契約更新を急がないようだ。
シューマッハとメルセデスAMGの契約更新発表はベルギーGPが舞台になると言われてきたが、メルセデスのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグは先日、「スパで何らかの発表があるかどうか」分からないと明かしていた。
メルセデスAMGのチーム代表を務めるロス・ブラウンもハウグと似た見方を示しており、今週、F1の公式ウェブサイトにメルセデスAMGの現在のドライバー陣はうまく機能していると話した。
ブラウンは、シューマッハとロズベルグの2人は「プロらしく、とても献身的で、感じもよく、速さもあり、チームによく溶け込んでおり、ドライバー同士ではなかなか難しいことだがペアとしてうまく機能している。いいクルマさえ与えてあげられることができれば、2人ともレースに優勝するどころではない実力を秘めていると思う」と話している。
それほどシューマッハとロズベルグの2人を絶賛するのであれば、なぜシューマッハとの契約締結を急がないのだろうか。この疑問にブラウンはこう答えている。
「関係者の誰にとっても、これは非常に重要な決断であると思う。決断を急ぎたくないし、そのタイミングが来れば、われわれの決定を発表するつもりだ」
「現状について発言することで、うわさを加速させるような真似はしたくない」