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【映画】ミシェル・ペトルチアーニの人生に迫る『情熱のピアニズム』予告編

2012年08月06日(月)17:29 pm

人生は、すばらしい。
凄まじい障害を抱えながらも、音楽と女たちから愛されたミシェル・ペトルチアーニ。天才ジャズピアニストの短くも劇的な生に迫る、奇蹟のドキュメンタリーの公開が決定した。

<イントロダクション>
ミシェル・ペトルチアーニの数奇な人生は、全身の骨が折れた状態で生まれた時から始まった。ガラスのような骨を持つ病気のため、幼少時は歩くことも出来ず、身長は成人してからも1メートルしかなかった。代わりに神は彼に2つの素晴らしい贈り物を与えた。桁外れの音楽的才能と、誰にでも愛されるカリスマ的人格である。

1962年、フランスの音楽一家に生まれたミシェルは一日中レコードを貪り聴いて育ち、4歳の時TVで観たデューク・エリントンに憧れピアニストになることを決意。その後、即興演奏の技を身に付け、8歳で初舞台を踏み、13歳でプロデビューを飾った。彼の音楽は生きるパワーに溢れながらも繊細で美しい旋律が特徴で、ジャズでありながらジャンルでは括れない唯一無二の音楽と絶賛された。パリでレコードデビューを果たした後、18歳でJAZZの本場アメリカに渡り、そこで多くの伝説的ミュージシャンらとセッションを重ねた。そしてついに名門ブルーノート・レコードとヨーロッパ出身として初めて契約を交わし、ミシェルの才能は世界中に知れ渡ることとなるのである。

世界的名声を得た天才の素顔は、豪快で自信に溢れ、享楽的でユーモアを解する愛すべき人物だったが、常に女性問題を抱えていた。孤独ではいられない上に、変化を求めることが止められず裏切り行為を繰り返したが、女たちが周囲からいなくなることはなく、何度も結婚と離婚を重ねた。

公演が年間200本を超すようになった1998年の暮れ、生命の炎を極限まで燃え立たせた'ピアノの化身'は ツアー先で肺炎にかかり、急逝。36歳の誕生日を迎えた直後だった。

幼少のころから亡くなる直前までの、ミシェル・ペトルチアーニの演奏風景や日常を撮り溜めた貴重な映像が初披露となる本作は、彼を良く知る錚々たるミュージシャンやレーベルプロデューサーらが多数登場、驚きのエピソードを語ってくれる。そして何といっても、彼の前向きで貪欲な人生感が如実に表れた、情熱ほとばしる演奏シーンの数々は心躍る映画体験を観る人に提供するだろう。

■スタッフ

監督:マイケル・ラドフォード 
出演:ミシェル・ペトルチアーニ、チャールス・ロイド、アルド・ロマーノ、リー・コニッツ 他
編集:イヴ・デシャン 
撮影:ソフィー・マンティニュー 
録音・オリヴィエ・ル・ヴァコン
2011/仏・独・伊/カラー/デジタル/ビスタ/5.1ch/103分/

原題:Michel Petrucciani/Body&Soul
日本語字幕:寺尾次郎 

配給:キノフィルムズ

10月、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

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