F1の最高権威バーニー・エクレストンが、2013年のF1カレンダーについてヒントを残した。
これまでにエクレストンは、2013年シーズンも2012年と同じ全20戦での選手権開催を示唆する発言をしていた。
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が報じたところによるとエクレストンは、資金難に陥っているドイツのニュルブルクリンクについて、財政問題が解決しない場合には来年も「ホッケンハイムでレースをする」と明かした。ニュルブルクリンクはホッケンハイムと1年交代でドイツGPを開催しており、本来、2013年はニュルブルクリンクでグランプリが開催される番である。
また、2013年にはニューヨークの摩天楼を背景としたニュー・ジャージーでの市街地レースが初開催を予定している。年間レース数を2012年と同じ20戦にするためには今季のF1開催地が1ヶ所カレンダーから姿を消す必要があるが、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』はその最有力候補にスペインのバレンシア市街地サーキット(ヨーロッパGP)を挙げた。
しかし、イタリアの『AGI』通信は、逆風の中にあるニュー・ジャージーでの市街地レースは「おそらく」開催されるだろうとのエクレストンの発言を伝えている。
その一方で、年間レース数については「20戦だ。それ以上でもそれ以下でもない」とここでもエクレストンが語っていることから、今季のカレンダーに載っている開催地あるいは初開催の予定地、どこかが2013年のF1カレンダーからこぼれ落ちることになる。
これまでに明かされた情報では、2013年シーズンは3月にメルボルンで開かれるオーストラリアGPで幕を開け、11月のブラジルGPが最終戦になると言われている。