元ブリヂストンのタイヤ開発責任者で現在はフェラーリでエンジニアを務める浜島裕英氏は、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)とミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)を比較するとどうかと尋ねられ、「とても似ている」と語った。
浜島氏はブリヂストン時代、フェラーリの黄金時代を作り上げたシューマッハと密接な関係を築き、今は現役最強と言われるアロンソと共に働くという貴重な経験の持ち主だ。
決して最強とは言えないマシンを駆ってタイトル争いのトップとしてリードを築いているアロンソを、歴代最高レベルのドライバーの1人として数えていいという解説者や、7度のF1王者に輝いたシューマッハの全盛期よりも勝っていると評する解説者もいる。
パドックでは「ハミー」として親しまれている浜島氏は、ハンガリーGPでスペインの『EFE通信』にシューマッハとアロンソの類似点について語っている。
「どちらもレース勝利とタイトルのために努力する事を絶対にあきらめません」
さらに、両者が違う点について、浜島氏は例をあげて説明した。
「フェルナンドは穏やかで、ミハエルはもっと攻撃的でしたね。例えば会議では、フェルナンドは穏やかに正しい事を述べます。シューマッハは同じようにいいコメントを述べましたけども、表現はずいぶんと違ったものでした」