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新F1エンジンメーカーのPURE、操業停止

2012年07月30日(月)21:55 pm

ドイツのウェブサイト、『motorsport-total』のジャーナリスト、ディーター・レンケンとシュテファン・ジーグラーによると、クレイグ・ポロック率いるエンジンメーカーPURE(ピュア)は操業を停止した。

ポロックは、以前BAR (後のホンダF1、現メルセデスAMG)を興し、元F1ドライバーのジャック・ビルヌーブのマネジャーを務めていた事もある人物で、F1エンジンがV6ターボへ変更される2014年からエンジンサプライヤーとしてF1に参入すると発表していた。

ピュアは今年初めからケルンにあるTMG(トヨタ・モータースポーツ有限会社)に間借りをして操業していた。

元フェラーリおよび統括団体FIA(国際自動車連盟)でエンジン責任者だったジル・シモンもかかわるこのプロジェクトは、資金的な問題により操業停止に追い込まれたと報じられている。

主な出資者が先月にピュアから手を引いたため、ピュアはケルンにあるオフィスや工場やエンジンテスト施設から立ち退かなくてはいけない事になったのだ。

シモンは、残りの出資者や関係者にこの不運な成り行きをEメールで知らせるとともに、資金的な問題である事を説明している。

ポロック自身も『motorsport-total』へ、次のように認めた。

「状況は至ってシンプルだ。(手を引いた)ある出資者というのはアメリカからの出資者の事だ」

続けてポロックは、スイスの税制を順守するためには、ヨーロッパ内からの出資が必要である事を説明した。

「これまでパーツの製造や、エンジンの組み立てをケルンで行ってきたが、今日の時点でそれらはすべて停止した」

なおポロックは、ピュアが「今月の終わりには」新しいヨーロッパからの出資を得られる予定だと語っている。

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