F1の最高権威バーニー・エクレストンとメルセデスAMGが、コンコルド協定合意に向けてドイツGPの舞台ホッケンハイムリンクで話し合いの席を設けたようだ。
先日エクレストンは、全F1チームとの「完全な合意」は間近だと語っていた。
しかし、メルセデス・ベンツ・モータースポーツ副社長のノルベルト・ハウグが、全面的な合意には至っていないことを明かしていた。
「この件については、メルセデスAMGが間もなくプレスリリースを出すことになるだろう」とエクレストンは『DAPD』通信に自信を見せている。
「メルセデスAMGとは、ホッケンハイムで話をするよ。できれば、そこで彼らが最終決定を下してくれるといいね」
『Die Welt(ディー・ヴェルト)』紙は先日、メルセデスAMG以外にも合意に至っていないチームがあると報じていたが、ニキ・ラウダがその交渉における仲介人となっている。
コンコルド協定合意交渉の進ちょくに関して、ハウグはコメントを避けている。「交渉について口外しないということを、どうかわかってほしい」
「われわれが何か隠しているわけではなく、この業界ではそれが一般的なんだ」
ただ、このところ関心を集めているメルセデスAMGのF1撤退については、「ノー」ときっぱりとその可能性を否定した。
22日(日)にドイツGPが終了した後、メルセデスAMGから何らかの発表があるのではないかとみられていたが、今のところ何も起こっていない。