ルイス・ラジアのF1キャリアは昨年に終わったかと思われたが、レッドブルのテストに参加することになるかもしれない。
昨年はケーターハム傘下のチームで、F1直下のカテゴリーGP2を12位で終えたブラジル人のラジア。レースをキッパリ辞めることさえ考えていた。
「もう少しで辞めるところだったんだ。大学に行ってエンジニアリングを学ぼうかと考えていた位さ」とラジアは『Globo(グローボ)』に語っている。
しかし、ラジアは今季のGP2で現在ランキング首位。さらに、レッドブルでのテスト参加の可能性があるほどだ。
「クリスチャン・ホーナーから電話があって、よく話をした。そうしたらとてもいい内容の今季契約を提示してくれたんだ」と、ラジアはその時の様子を明かした。ホーナーはレッドブルのチーム代表だけでなく、ラジアが今年所属するGP2チーム、アーデンのオーナーでもある。
「強いチームで走るチャンスだと思ったし、レッドブル・レーシングの中で、プロとして伸びることができる機会をもらうことができた」
「チームに入ってからすぐにうまくいったよ」
ラジアは、次のターゲットはF1だと公言している。
「F1はGP2で走ってるドライバー皆のゴールさ、でも僕はまずGP2のチャンピオンになりたいんだ。ブラジル人は今まで誰もなったことがないからね」
「GP2のチャンピオンになれば、いろいろな選択肢がうまれると思うんだ。僕はまずGP2で勝って、年末にはF1のいいチームで新人テストに参加するのが目標さ」と意気込みを語った。