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F1シルバーストン若手テスト1日目の結果

2012年07月13日(金)4:15 am

イギリスのシルバーストン・サーキットで12日(木)、F1若手テストが行われ、ウィリアムズ、マルシャ、HRTが参加。ウィリアムズから参加したテストドライバーのバルテリ・ボッタスがトップになった。また、中国人ドライバーのマ・チンホワが、中国人として初めて公式テストに参加した。

当初は11月にアブダビで行われる予定だった若手テスト。しかし、シーズン終盤のスケジュールが過密なため、3チームがイギリスでのテスト実施を選んだ。曇り空のもとでのテストになり、セッション終了まであと30分という段階で雨が降り始めるというコンディションだった。

ウィリアムズでテスト兼リザーブドライバーを務め、グランプリの金曜にもフリー走行へ出走しているボッタスは、この日だけで120周を周回。ボッタスは空力テストやレースシミュレーションを行いながら、ほかの参加ドライバーを大きく引き離す1分31秒436を記録した。

気温や路面温度、燃料搭載量などの条件が違うため、純粋な比較はできないが、ボッタスのタイムは先週末のイギリスGPで唯一ドライコンディションのフリー走行となった3回目のセッションでウィリアムズのドライバーが記録したタイムを大きく上回っている。このセッションのトップタイムを記録したフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)よりも、1秒以上速いタイムだ。

マルシャは、F1直下のカテゴリーGP2へ参戦するマックス・チルトンとリオ・ハリアントを起用。チルトンが午前中の走行を担当し、2番手となる1分36秒558のベストタイムを記録した。しかし、電気系統の問題からエンジンの保護システムが作動し、コース上にクルマを止めてセッション終了となった。午後にはハリアントが走ったが、ハリアントは液漏れのため19周しか走行できず、1分37秒404で3番手になっている。

HRTは中国人の育成ドライバー、チンホワを走らせた。チンホワは午前中に短い走行を繰り返しながら、ソフト側とハード側タイヤによるマシンの差も確認しつつF1マシンに慣れていった。午後には予選走行やスタート練習、ピットストップの練習を行い、最後に多くの周回を走るロングランを実施。最終的には82周を走り、1分37秒829を記録して4番手になった。オランダ生まれの中国籍ドライバー、タン・ホーピンもF1テスト経験があるものの、公式テストへの参加はチンホワが初とのことだ。

シルバーストンでは、13日(金)も若手テストが行われる。
【結果】F1シルバーストン若手テスト1日目、各ドライバーのタイム、タイム差など

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