マクラーレンのジェンソン・バトンは、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が前戦ヨーロッパGPの予選や決勝で見せた速さは「恐ろしいほど」だったと語った。
ヨーロッパGPでベッテルは、トラブルに見舞われたためリタイアに終わり、母国の英雄フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が優勝していた。そのアロンソについて、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が「驚異的だ」と評したことをはじめ、広くアロンソをたたえる声が聞かれているが、この状況についてイギリス各紙に質問されたバトンはこう答えた。
「最近、かなりゴマすりみたいなことが続いている。どういうわけだろうね。かなり変だよ」
だがバトンは、本当に怖いのはアロンソではなくベッテルだとして、次のように続けている。
「セバスチャンが(ヨーロッパGPで)見せた速さはびっくりだった。ものすごく勢いがあったよ。彼はほかのドライバーたちより断然速かったし、そういうことはここしばらくなかったことだ」