ピレリのモータースポーツ責任者、ポール・ヘンベリーは、ピレリのテストドライバーのハイメ・アルグエルスアリがF1にもうすぐ復帰できるだろうと自信を持っている。
昨季限りでレッドブルが支援するトロ・ロッソのシートを失ったアルグエルスアリは、F1復帰への望みを繋ぐため、公式タイヤサプライヤーであるピレリのメインテストドライバーとなっていた。
そして今週は、有名なベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットでテストを受け持っている。
「最近はここでF1を走らせられる機会があまりなくなってきたね」と、ヘンベリーは『El Confidencial(コンフィデンシアル)』に語っている。
「今ハイメ(アルグエルスアリ)は、1日に大体700キロ程を走っているんだ。グランプリに換算すると2回分だね。今年はこのようなテストを6回行うから、走行距離は約12レース分になる。彼にとってはF1に戻るための良い機会になっていると思うよ。才能があるから、早くF1に復帰できるといいね」と続けた。
「前に進むためには、時に一歩下がる事も必要だね。例えばグロジャン(ロメ・グロジャン/ロータス)は、(F1デビューの)初め大変だっただろうけれど、今は充分に成熟して、覚悟ができているということを見せられるようになった」
「ハイメも同じように成長できるといいね」とヘンベリーは付け加えた。