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ザウバー「左フロントの装着に手間取った」

2012年06月25日(月)2:54 am

F1ヨーロッパGPでザウバーでは、小林可夢偉がピットインで順位を落とし、最終的にはフェリペ・マッサ(フェラーリ)との接触からリタイア。セルジオ・ペレスは9位になった。チーム代表のペーター・ザウバーとトラックエンジニアリング責任者のジャンパオロ・ダラーラがレースを振り返っている。

ペーター・ザウバー
「私から見れば、大きなチャンスを逃したレースだった。今日はいろんなことがわれわれの味方をしてくれず、結局セルジオが獲得した2ポイントで満足せざるを得ないことになった」

「カムイ(小林可夢偉)はブルーノ・セナ(ウィリアムズ)に当てられたのが不運だった。せっかく予選で素晴らしいパフォーマンスを発揮したのに、それを生かせなかった」

ジャンパオロ・ダラーラ
「カムイはとてもいいスタートを決め、1周目には4位にまで上がっていた。だから彼にとってはすべてがうまくいっているように見えたよ。だが、最初のピットストップで左フロントタイヤの装着に手間取って時間を失ってしまった。それでピットでキミ・ライコネン(ロータス)に追い抜きを許してしまったし、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)にもかわされてしまったんだ」

「その後セナにぶつけられてしまい、またピットインしなくてはならなかった。あれは不運だったね。なぜならその数周後にセーフティカーが導入されてしまったし、その後フェリペ・マッサ(フェラーリ)とぶつかってしまい、それで負ったダメージのためにレースを終えるしかなかったからね」

「セルジオはミディアムタイヤ(ハード側)でスタートしたんだが、最初のころはセナの後ろにつかえてしまった。それで、われわれとしては10周を終えたところで早めにペレスをピットに入れ、混雑した状況から抜け出そうとした。ところが、2セット目のソフト側タイヤが予想よりも早く性能が落ちてきてしまったんだ。それで25周目に再び彼をピットインさせるしかなかった」

「だが、ペレスにとっては不運なことに、その3周後にセーフティカーが導入されてしまった。そこでソフト側タイヤで最後まで走りきる計画にした。かなり野心的な戦略だということは分かっていたが、やはり最後には古くなってしまったタイヤでミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)やマーク・ウェバー(レッドブル)から順位を守ることはできなかった。結局のところ、とても難しいレースだったよ」

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