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ザウバー、決勝ペースでは2位との分析

2012年06月21日(木)18:37 pm

2012年シーズンのF1は「ごちゃごちゃ」や「くじ引き」と表現されるが、常勝チームは順当に強さを発揮している。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌の分析によると、優勝の常連チームは上位にいるようだ。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌の分析では、予選Q2と決勝で最も強さを見せているのはマクラーレンとレッドブルの2チームだ。開幕以来、それぞれ2勝しているこの2チームに続くのは、ニコ・ロズベルグと共に1勝を挙げたメルセデスAMGだ。

予選Q2の平均タイムは、最速がマクラーレン、2位がメルセデスAMGで、その差は100分の2秒以下。3位につけたのはロータスで、2011年に予選で圧倒的な速さを見せていたレッドブルは4位に沈んでいる。

予選Q2平均タイムランキングは、5位フェラーリ、6位ウィリアムズ、7位ザウバーと続いた。上位7チームのタイム差は0.4秒以内だった。

予選で0.1秒以上の差をつけられているレッドブルだが、レースペースではトップに立っていると『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は分析する。

レースペースで2位につけたのは、小林可夢偉が所属するザウバー。今シーズン7戦での平均タイムは、トップのレッドブルと0.1秒も差がない。そしてコンマ数秒差で3位に入ったのがロータスだ。

レースペースの分析で、驚くべき結果が出たのはトロ・ロッソ。トロ・ロッソと兄弟チームのレッドブルのレースペースは0.5秒しか離れていないばかりか、予選王者のマクラーレンよりも速いタイムを記録していた。しかし、トロ・ロッソの予選ペースは決して良いと言えず、下位3チームに数えられている。

もうひとつの驚きはメルセデスAMGだ。中国GPで優勝したロズベルグは、同チームの2012年型車W03には現在のF1でトップクラスの速さがあると語っていたが、今回の分析からメルセデスAMGがレースペースで勝るのはケーターハム、マルシャ、HRTの3チームだけだと判明した。

この結果について、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は「コース上の混雑や、ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)のトラブルだけでは説明がつかない。メルセデスAMGのペースは1秒近く遅いのだ」とつづっている。

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