フェラーリのフェリペ・マッサが、モンテカルロ市街地コースで行われるモナコGP(27日決勝)に向けた意気込みを語った。
フェリペ・マッサ
「ようやく僕にとっても2012年シーズンが始まったと思えるような週末になることを願っているよ。僕は長年ここに住んでいるから、2つ目の母国レースみたいなものなんだ。だから、これまでのレースよりもうまくいくといいね。ここは、シンガポールを除いてどんなコースとも異なっているから、僕にとって新しいスタートになることを期待している」
「これまでにもキャリアの中で厳しい時期はあったし、今シーズンの序盤は今までで最も厳しいものだったかもしれない。だから、この状況から抜け出して、いい方向へ進む必要がある。僕はそれに集中しているんだ。技術的な面に対応する必要もあったけど、精神的な面もあった。現状に対応するのは簡単じゃないからね。でも、1つのことを解決できると、ほかのことも簡単に解決できるようになる」
「普通なら最速のクルマがトップになるけど、今はどのクルマが最速なのかハッキリと分からない。どのクルマがすべてのレースで上位に入れるのか予想するのが難しいんだ。コースごとに状況が変わってしまうことも要因の1つだね。今年いくつかのコースでは、速いはずのクルマが期待された走りをしていなかった。例年なら、数レースを戦えばタイトル争いがどんな風に進むのか見えてくる。でも今年は、どんな流れになるのかハッキリと把握するのが難しい」
「僕たちも改良はしたけど、F2012(2012年型車)の弱点を2つ挙げるとしたら、加速力と最高速だね。少なくとも、今回は低速コースだからスピードが問題になることはない。それは僕たちにとってありがたいことだよ。いつものことだけど、フリー走行になってみないとどんな状況になるのか分からない」